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2019年7月22日 (月)

すりガラス感を味わう

こんにちは。

講師の石澤です。

7月だというのに例年になく飽きるほどの雨ばかりの日が続いて、なんだか夏日が恋しい感じのこの頃です。でも蒸し暑さは変わらずで、暮らしにも少しでも涼を求めたいものですね。

氷やゼリーを想像させるガラス素材や透明感溢れる絵付け材料は、この時期とても気になるツールだと思います。

 前回ご紹介したガラス専用絵具のフロスティ絵具ですが、グラスリッツェン感を簡単に出せる面白い素材です。

Img_0112

絵具を薄くガラスの表面にパディングして焼成すると、フロストガラスのような半透明に曇った風合いが楽しめるのですが、実はこれに似たものは他の白系のガラス絵具でも同じようにパディングして作ることができます。

でもフロスティ絵具のパディングは触感が全く違うのです!

フロスティ絵具の触感はほとんどすりガラス状の感触で、表面がざらざらしすぎることなくなくとてもシルキーです。絵具もしっかりガラス面に定着してくれるので、手に絵具の粉がついたり、皮膚に引っかかることがほとんどありません。

フロストガラス感を出すには絵具は食品に触れない側に描き、ごく薄めに、少量の絵具を伸ばすようにして筆で塗り、パディングしてください(厚みがあると白く盛り上がったようになり、すべすべ感が出ません)。

コツをつかめばどなたでもガラスのお好みの部分をすりガラス状にすることができます。

シルキーな触感で、氷で冷えて凍っているように見えるすりガラス風は、高級感も加わって簡単にできるガラステクニックの一つです。

ガラス用フロスティ絵具をまだお試しになっていない方は、ぜひお試しになってみてください。

 850909 ガラス用】フロスティ絵具 ¥950

 ※焼成温度は600℃になります。

コメント

こんにちは、こちらのブログを拝見し投票させていただきました。

記事によりますと、フロスティ絵具は食品に触れる部分には使用不可ということでしょうか。
また、「エナメルフリット」「ジュエルフラッキス」も同じですか?
ちなみにエナメルフリットはそのまま使用すれば透明ですか?
ガラスの器(食べ物を盛り付ける)に使用できる、透明の盛り剤を探しております。ご回答いただけると幸いです。

田中様
コメントどうも有難うございます。

ご質問の「フロスティ絵具」ですが、
フロスティ絵具は容器に「装飾用」の記載がありますが、しっかり焼付きつくので食器の使用は許容範囲です。ただ焼成後は絵具表面がすりガラス状になっていますので、お醤油や濃い液体などはしみこんで取れにくい場合が考えられます。そういうことも考慮しますと食品に触れない面に描く方が安心(ガラス絵付けは食品に触れない面に描く場合が多いです)と思われます。
「エナメルフリット」「ジュエルフラッキス」
ですが、こちらはどちらも陶器上絵付け用です。
どちらも焼成後は食品に触れる部分に使用可能です。陶画舎の絵具は「装飾用」の記載がなければ、ほぼ食器としての使用が可能です。
「エナメルフリット」はそのまま使用すれば透明ですが、使用する器を非常に選びますので注意が必要です。合わない器に使用すると剥離がおきて食器として使用できなくなりますので、使用する場合は焼成テストをして器との相性を確認した方が良いでしょう。
「ガラスの器(食べ物を盛り付ける)に使用できる、透明の盛り剤」は残念ながら現在陶画舎では発売しておりません。あったらとても良さそうですね。
暑い日が続きますが、どうかすてきな作品作りのお役に立てていただければと思います。

ご回答ありがとうございました。

田中様
こちらこそご覧悦、ご質問をどうもありがとうございました。
また何かありましたら、お気軽にご質問いただければと思います。

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