動物の毛並みを描く
こんにちは。原宿陶画舎講師の勝俣です。
動物の毛並みを描く道具としてファインコームブラシ、アングルコームブラシ、シェーディングブラシの三種類の筆を、春セールのデモンストレーションでご紹介しましたが、使い心地はいかがですか?まだ発売されて間もないので使い慣れるのにも時間がかかりますから、使ってはみたもののいまいちピンとこないという方も多いかもしれません。
これらの筆で動物の毛並みを表現するときには、この筆に絵具や溶剤は付けません。下の写真のように、遅乾性の溶剤で溶いた絵具を他の筆で器に乗せ、それを拭い取ったり擦ったりすることで筋(筆跡)が付き毛並みに見えるという使い方をします。写真の筆はシェーディングブラシの2号です。また、便利とは言え、万能の筆ではありませんので、どこもかしこもこれだけで描けると思い込まないでください。新たな表現方法の一つとして捉え、これまでの描き方と組み合わせて自分なりの使い方を少しずつ見つけていっていただけたらと思います。
春セールのデモンストレーションでは筆の使用方法の説明だけで、描いている所をご覧いただく時間があまり取れなかったのですが、今度は実際にこの筆を活用しながら制作している所をご覧いただけるよう計画しておりますので、お楽しみに!
コメント