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2016年12月19日 (月)

絵付でアイシング

こんにちは、講師の渡辺です。

(先日のセールデモンストレーションでは急遽お休みを頂き、申し訳ありませんでした。)

教室から見える表参道のイルミネーションでクリスマスシーズンがやってきたことを感じる今日この頃です。今年はクリスマス前に姪っ子たちとお菓子作りしたいなーと考えている同じ頃にデモンストレーション内容を考えていた流れで、テーマも「アイシング」になりました。

201612_2_3 このサンプルは下地にペインティングオイルで溶いたメインカラーのミキシングホワイトとレモンイエローの混色、パステルカラーのペパーミントを筆で塗り800℃で焼成。そのあとゴールドレリーフパウダーをレリーフオイルで溶きコルネに入れて絞り出し(アイシング)して、もう一度780℃で焼いています。

 

絵付の盛絵具を絞り出す作業は、別名「いっちん」「いっちん盛り」といいます。(陶芸でも乾燥した素地に泥漿状の土を盛ることを言います。)九谷焼の伝統技法には白粒(シロチブ)黒粒(クロチブ)という技法があり、この道具は染色で使う筒描きととても似ていて(同じ?)、渋紙の筒(糊筒)と先金で入れ物を作ります。九谷焼では先金をボールペンのインクが入っている透明のホルダーにつけて使う職人さんも多いようです。お菓子のホイップクリームの絞り出し袋と口金もアイシングのコルネも、絞りだしの道具はみんな不思議と同じような形です。

ここでは、クッキーみたいな柄のものを「いっちん盛り」と言ってもピンと来ないので、「アイシング」と呼んでみました。このアイシングに使っている盛絵具は、レリーフパウダーです。ほかの盛絵具よりも縮れや切れが起こりにくいように思います。

これをレリーフオイルで溶きます。水溶性メディウム速乾性でも出来ますが、パウダーの粒子が普通の絵具より粗いためか時間が経つとコルネの中で絵具と溶剤が分離しやすく、長時間の作業はしにくくなります。(*コルネは、ギフト用品などを包む透明なセロファンを使います。お菓子のアイシングではワックスペーパーなどでも作るらしいのですが、絵付の場合はワックスペーパーでは作業しにくいのでセロファンがおすすめです)

コルネを使った絞りだしは、盛りでラインを描く時以外にもドットをたくさん打つときにとっても便利です。下の図では、ゴールド以外にパールレリーフパウダーを使っています。

201612_5  ・左と中央は、転写の新商品サンプル「ドイリーレース」(ゴールド)と(ホワイト)です。

クリスマスといえば、ジンジャーマンクッキーなので以前こういうのも作りましたが、これは転写を作り昨年体験講座にしていました。(姪っ子たちと作りたかったのはジンジャーマンクッキーなのですが、来年に持ち越しになりそうです。)

Img_0202絵筆を持った絵付とは違いますが、結構楽しいので皆さんもぜひ試してみてください。

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